2011年12月17日土曜日

Local snapshot; Time Machineの新機能。

Lionになって追加された機能の一つにTime Machineのlocal snapshotというのがあります。

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Time Machine用の外部ストレージがなくても、内蔵ディスクを使ってファイルのスナップショットを取ってくれるというものです。このlocal snapshotがどのようにディスクを消費しているかというのは、このMacについて>詳しい情報>ストレージと選択することで見ることができます。

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このとき、バックアップという名前で薄紫色で表示されているのがlocal snapshotが消費している領域です。/Volumes/MobileBackupsという仮想ボリュームからその内容にアクセスすることはできますが、Time Machineを使ってアクセスするというのが正しいアクセスの仕方になります。

バックアップという名前になっていますが、やはりLocal Snapshotという名前が示すとおり、これはSnapshotであると考えるのが妥当だと思います。オペレーションの中で無くしてしまったり、壊してしまったファイルに対する修復はできますが、ディスクそのものの損傷には対処できません。

Appleのドキュメントによると、Local Snapshotの内容は、Time Machineとして利用している外部デイスクを接続すると内容が書き出される・・・ということなのですが、どういうわけか消費容量が0になりません。どうにも気持ち悪いので、ボリュームの再構築などをするときには手動でlocal snapshotをoffにすることにしています。Local Snapshotをoffにすると、すぐにlocal snapshotが消費していたディスクは開放されます。

Local Snapshotのon/offは、コマンドラインツールのtmutilから行います。

 

Local SnapshotをOFFにする。

$ sudo tmutil disablelocal

Local SnapshotをONにする。

$ sudo tmutil enablelocal

 

便利な機能なので、もっときめ細かく設定が変えられるようにして欲しいものですが、まだかゆい所には手が届かない状況です。(たとえば内蔵SSD上のスナップショットを内蔵HDに取るとか、ドライブ単位でのスナップショット指定をするとか・・・)とはいえ、海外出張などで長期にわたってTime Machineでのバックアップができない時などには有用な機能だと思いますので、僕は長期出張中にはlocal snapshotを使うというような使い方をしています。

 

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