2011年12月16日金曜日

iPad2でAmazonの電子書籍を読む。

電子書籍というとやはり、AmazonのKindleが有名です。Kindleはそのリーダーを多くのプラットフォームに展開していて、Windows, mac, web, iOS, Android・・・と、Amazon謹製の端末に限らず利用することができます。

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10年以上前からAmazon.comで洋書を輸入していたりしたのですが、格段に便利になったと思います。ship & handlingももちろんかかりませんし、保管のための場所も取らない。これはすごく大きいと思います。

日本にいると、ついつい電子書籍に対する「値下げ」を期待してしまいます。確かにKindle booksは印刷された本に比べて安いものが多いです。(逆に在庫がだぶついてるのか、印刷された本の方が安くなったりしているものも見たことがあります)しかし、本が値下げされるというのはそもそも電子書籍だからという理由であるよりも、日本のような再販制度がアメリカには無いからだということができると思います。

確かにいくらかの値引きは期待したいところではありますが、これまでの再販制度の仕組みが残る以上、日本で書籍の値段がドラスティックに下がることはないのだろうと思います。とりあえずそれはそれで良いのではないでしょうか。まずは「いつでも、どこでも本が買える」「重い本を持ち歩かなくても良い」「本を保管する場所に頭を悩ませなくて済む」これだけのメリットがあるのです。特に専門書の分野でこの恩恵は顕著です。PDFやwebの形で書籍に頼らなくても持ち運べる情報は増えましたが、やはり情報のまとめ方として書籍のアドバンテージは高いです。誰だってman pagesを読むよりは、O'reillyやAddison Wesleyの書籍を読むことを選ぶと思うのです。

iPadやAndroid tabletを電子書籍リーダーとして考えると、やはり画面の大きさと解像度がフォーカスされます。iPhone 4SとiPad2で同じ電子書籍を読んだとき、もちろん読み進めやすいのはiPad2ですが、目が疲れないのは断然iPhone4Sでした。iPad3にはいよいよRetina Displayが搭載されると噂されてます。特に日本語は漢字を使うので単位面積当たりの情報量が英語よりも多くなります。これはあくまでも僕の体感ですが、iPad2サイズの液晶×解像度は日本語で書かれた文庫本を表示するのが精一杯だと思います。iPad3がRetina Displayを搭載してくれれば、いよいよB4サイズの技術書などもiPadで快適に読めるようになるのではないかと思うと楽しみです。

一部では次期MacBook Proの画面もRetina Displayになるのでは?という噂も流れていますが、外付けディスプレイもRetina Displayにして欲しいなんて思ってしまいます。いよいよ人類は紙に匹敵する情報表示メデイアを手に入れようとしているのかもしれませんね。

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